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家づくりコラム 2026.02.17

家づくりは、性能より前に考えてほしいこと

家づくりを考え始めると、多くの方がまず気にされるのが「性能」です。
断熱性能、気密性能、耐震性能――どれも住まいにとって大切な要素であることは間違いありません。

しかし、私たちは家づくりをお手伝いする中で、もう少し前に考えていただきたいことがあると感じています。

それは、「どんな暮らしをしたいのか」ということです。

家は、単に雨風をしのぐ建物ではありません。
家族が集い、成長し、日々の時間を重ねていく場所です。
どれほど性能が高くても、暮らし方と合っていなければ、心地よい住まいにはなりません。

例えば、家族が自然と顔を合わせられる間取りにしたいのか。
休日は庭や縁側でゆっくり過ごしたいのか。
子どもがのびのび育つ環境を大切にしたいのか。

こうした「暮らしの価値観」は、住宅性能の数値以上に、その家の満足度を左右すると私たちは考えています。

また、住まいは身体だけでなく、心にも影響を与えます。
素材の質感や空気のやわらかさ、光の入り方や風の通り道。
それらは数値では表しにくいものですが、日々の暮らしの中で確かな違いとして感じられます。

自然素材を多く用いた住まいに入った瞬間、「落ち着く」「ほっとする」と感じられる方が多いのは、こうした感覚的な心地よさがあるからです。

もちろん、性能を軽視してよいという意味ではありません。
むしろ、安心して長く住むためには、性能も確かなものである必要があります。

ただ私たちは、性能を「目的」ではなく、「豊かな暮らしを支える手段」として考えたいのです。

家づくりは、一生に何度も経験するものではありません。
だからこそ、設備や数値だけで判断するのではなく、「どんな人生を送りたいか」という視点から考えていただきたいと思っています。

住まいは、家族の未来をつくる場所です。
私たちは、その想いに寄り添いながら、住むほどに愛着が深まる家づくりを大切にしています。

台形FIX窓から望む青空。お客様宅リビングにて。