上棟に向け着々と工事を進めているモデルハウスですが、
今回は上棟前の大切な、こばじゅうならではのこだわりをご紹介いたします。
見えない部分も徹底的にこだわるこばじゅう、
基礎コンクリートと土台の間に約5cmの「御影石」を差し挟んで、
床下全体の通気が取れる、換気口を作ります。
一般的な建築では厚さ2cm程度の樹脂製の基礎パッキンを用いることが多いのですが、
換気性能、耐久性を考慮して、最低でも100年は持つと言われている、
古来から使われてきた、「御影石」をこばじゅうでは採用しています。
現在の日本の建築では、ほとんどの場合土台の木材に防蟻剤を用いる形で、
シロアリ対策がなされている状況です。
しかし、この防蟻剤は人体にとって害のあるものが多く、
シックハウスの原因の一つと言われています。
そこで、こばじゅうでは紀州産の檜を棟梁が1本1本バーナーで焼き付ける、
「焼き土台」という手法でシロアリ対策をしています。
焼き付けることにより、檜の表面を炭化させ、シロアリだけでなく、
木を腐らせる腐朽菌も寄せ付けず、長持ちさせることが出来ます。
檜そのものが「ヒノキチオール」というシロアリを寄せ付けない
成分を含んでいることに加えて、
炭化させることでシロアリが食料としている養分を無くしてしまう、
この「焼き土台」という手法は、防蟻剤を用いない、
最良のシロアリ対策だと言えるのです。
この「御影石」と「焼き土台」の組み合わせ、
現在、国内で取り組んでいる建築会社はほとんどいないと思われます。
何故か?
それは基礎の「一発打設」同様、技術や手間、
そしてコストが一般的な建築方法よりもかかってしまうからです。
しかし、基礎パッキンも土台も基礎と同じく、家を支える大切な部分。
建ててしまえば見えなくなりますが、
だからこそこばじゅうは「御影石」と「焼き土台」にこだわるのです。
さて、次回はいよいよ上棟!!
遂にモデルハウスの骨組みのお目見えです。
次回の投稿も楽しみにお待ちくださいね!!